2012年12月 福岡県 糟屋郡 志免町 旧志免鉱業所竪坑櫓 [福岡県(その他)]
今日はちょっと佐賀まで日帰りドライブという事で出かけました。
朝は雲が多くて天気が心配でしたが、徐々に青空が出てきて天気になってきました。よしよし。
しかし、別の問題が発生。
須恵PAあたりで、ナビが大宰府から鳥栖のあたりが渋滞していると言い出しました。
予想では通過に1時間くらいかかると言ってます。
鳥栖JCT付近はいつも交通量が多いので、混んでいてもそこそこの速度で走行できる場合もあるのですが、今回は須恵PAにあるスマートICから一般道へ出ることにしました。
一般道に出てほどなくして、なにやら不思議な建造物に遭遇しました。
同じくらいの高さのビルだと、十数階になりそうな、高い建物が、広場に忽然と建っています。
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なんだか面白そうなので、近くで確認してみることにしました。
どうやらこの建造物は1943年5月10日に建てられた「竪坑櫓」と言う建物で、地下から掘り出した石炭を地上に運び上げるため、巨大なエレベータをこの建物に設置していたそうです。
旧志免鉱業所竪坑櫓と言う名前で、国指定重要文化財になっているそうです。
この竪坑櫓が残っているのは、世界でもここを含めて数か所しかないそうです。
近寄ってみるとかなり巨大な建物なので、上に登ったら、さぞ景色が良いだろうなと思ったのですが、残念ながら建物の中に入ることはできませんでした。
さらに、建物の周りには、建物から一定の距離を置いてフェンスで囲ってあり、あまり近くに行けないようになっていました。
古い建物なので、地震などが起きた時を考慮して距離をとっているんでしょうか…。
周りの広場には、他にも炭鉱の跡が残されていました。
坑道への入り口だそうです。「第五坑西側坑口」。
こちらも入口。説明には「第八坑連卸坑口」と書かれていました。
これらの遺構の詳細は、すぐ近くの志免町総合福祉施設「シーメイト」の中に資料がありますので、興味のある方は寄ってみて下さい。
最後にもう一枚。
高さ47.6メートル。別府タワーが55メートル。遺構として残しておくだけではもったいない気がします。
補修して中の見学ができるようになると良いな。
さてさて、ちょっと寄り道しましたが、予定通り佐賀へ向けて出発です。
この後、春日・博多南あたりを通って那珂川の方へ向かったのですが、これまた博多南を過ぎるまでくらいは道路が混んでて思うように進めませんでした…。
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