2010年11月 福岡県 田川郡 添田町 英彦山登山 [福岡県(その他)]
11下旬、いちおう紅葉シーズンだし、まだそんなに寒くもないし、行楽シーズンだし、ちょっと山に登るにはちょうど良いかもしれないと言うことで、登山に出かけました。
今回は田川郡添田町の英彦山。英彦山神宮がある山です。
場所的には福岡県の南東の端っこで、ちょっと行ったら大分県です。山頂付近は県境が走っています。
英彦山の登山ルートはいくつかあって、私の登山知識ではどれがどうとかわからないし、登山初心者なので、今回は一番簡単そうな、英彦山神宮から頂上まで真っ直ぐ登って、同じ道を帰ってくるルートで行きます。
この登山地図は、添田町のホームページに載ってます。
https://www.town.soeda.fukuoka.jp/docs/2011110700030/
英彦山神宮の麓の辺り、スロープカーの花駅の駐車場に到着です。
時刻は10:00。登山をするにはちょっと遅めのかな。ここまで来るのに1時間ちょっとくらいかかるので。
登山口がある上の奉幣殿まで、ここからスロープカーで行くこともできるのですが、せっかく登山に来ているので、自分の足で登ろうと思います。
奉幣殿への階段。ここからひたすら登ります。
きれいに紅葉してます。天気がちょっと悪いですが、こういうのが見られるとテンション上がります。
途中の茶店的な所。ここにも簡単な登山地図のような物が置いてあります。
でも、そこそこちゃんとした物を準備することをオススメします。
奉幣殿が近くなってくると、ひたすら上り階段です。
登山の前に心が居れそうですが、ここで根を上げてたら登山になりません…。
ひとまず奉幣殿到着です。時刻はちょうど11:00。
この先トイレがないので、ここで一度行っておいた方が良いかと。
写真右側の鳥居の階段の先から、登山開始です。
ちなみに、この場所で標高はおおよそ715mくらい。
(写真のGPS情報から、いつもNAVで調べました)
英彦山の頂上は1200mなんで、500mくらい登ることになります。
(ピン1)
奉幣殿を11:20くらいに出発です。ここも階段が続きます。
ちょっと登った所に、分岐の矢印があります。
左は英彦山中岳(上宮)、右は玉屋神社・鬼杉と書かれています。
地図左上が分岐点の位地、右端が中岳、下の方に鬼杉があります。
地図によると、鬼杉方面に行くといろいろ面白そうな物がありそうなんですが、今回は最短距離の中岳直行ルートで参ります。
先程の場所から、ちょっと行ったところです。岩がごろごろしてますが、その上を超えていきます。
そして鎖場。ほんのちょっとですが、岩を登ります。
うわー、登山っぽい。こういうの初めて。
鎖場を超えて、奉幣殿より300mの標識がありました。たぶん距離。標高じゃないですね。
時刻は11:30くらい。まだまだです。(ピン2)
そして石で組まれた階段がひたすら続きます。序盤はしばらくこんな感じです。
しばらく登っていくと、休憩所のような場所がありました。
ここでちょっとだけ休憩。11:45。(ピン3)
標識には、山頂まで1.7kmと書かれています。
少し高くなったので、下を見下ろす感じの景色になってきました。
標高882mくらい。
10分ぐらい登って、山頂まで1.4km。(ピン4)
時刻は11:55くらい。標高931m。
ようやく登りが緩やかになってきました。
地図だとこんな位置です。左端のピンが奉幣殿、地図右下が山頂。
左から、ピン1からピン4。
木々の隙間から景色が見えるところが多少あったのですが、お天気がいまいちで、眺めもいまいちです。なんかもやってきてるし。
途中、道の脇に巨大な岩が転がってました。絶妙なバランスです。
時刻は12:00くらい。
そして、巨大な杉の木。
この辺りになると、ときどき下りもあります。
この後もしばらくのぼったり下ったり。さほど急ではないので、序盤に比べたら楽です。
標高は922m。ちょっと下がった?
そしてまた鎖場です。ここはさほど急では無い感じです。(ピン5)
鎖場を越えると、平らな所になりました。楽ちん。でも、天気は霧っぽくなってきました。
奉幣殿より1000mの標識です。おぉ、1km歩きました。
時刻は12:06。標高957m。(ピン6)
地図だとこんな感じ。
一番上がピン4、一番下がピン6です。
この辺りで中間地点を越えた感じでしょうか。
先程の標識からちょっと行ったところに、中津宮というのがありました。
奉幣殿が下宮で、ここが中宮なんだそうです。
周りが見通せる場所がありましたが、もやっとしてます。残念。
しばらくほぼ平坦なところが続き、奉幣殿より1,200mの標識がありました。
時刻は12:15。標高は977m。
再び林の中っぽい所へ入っていきます。
「英彦山 野鳥の森 案内板」と言うのがありました。(ピン7)
英彦山山頂まで0.9km。まだまだですが、平らな場所が多いので、歩くのは楽です。
時刻は12:20。
そしてどんどん霧が濃くなってきました。雨が降らなければいいんですが。
ついでにちょっと寒い感じです。
奉幣殿より1,600m。12:30です。(ピン8)
ここで石の階段が出てきました。登りが多くなってきた感じです。
霧も濃くなってきて、視界が悪いです。
少し広い場所に来ました。(ピン9)
この場所は石段もきれいに作られていて、山の上にこんな場所が作られていることに、不思議な感じがしました。
ちいさなお社が建てられてます。
ここは産霊神社(ムスビじんじゃ)と言うそうです。
時刻は12:40。標高1,082m。お、標高1,000を越えてました。
その所為か、だいぶ寒いです。
地図だとこんな感じ。
一番左がピン6、一番右がピン9です。
頂上まであと少し。
石段の登りが続きます。そしてすっかり霧の中です。(ピン10)
山頂まで0.2km。あとちょっと。(ピン11)
階段の上に何か建物があります。
石段を登ったところに「英彦山中岳」の看板が。(ピン12)
ようやく中岳に到着です。ここには英彦山神宮の上宮があります。
時刻は12:55。標高1188m。
英彦山神宮の下の花駅に着いたのが10時だったので、ここまでおおよそ3時間の行程でした。
奉幣殿からだとだいたい2時間弱。
地図には1時間10分と書いてあったのですが、すいぶんかかってしまいました。
さほど疲労感はないんですが、お腹が空きました。
おやつは持ってきてましたが、おにぎりくらい持ってくれば良かったとちょっと後悔。
上宮の建物、横から。
中に入ってお参りできました。と言うか、ちょっと寒かったので風のない場所に避難して休憩というか。
1,000mを越えると、下とは季節が1段階違う感じです。 ヤッケのような、なにか上に着られる物を準備しておくべきでした。手袋とかも。
地図だとこんな感じ。
一番左がピン9、一番右がピン12です。
上宮の裏の方へ。ちょっとした広場のような場所がありました。
山頂広場のようなものでしょうか。
広場の脇に、休憩所のような建物がありました。
中には椅子とテーブルがあり、お昼休憩をしてる人でいっぱいでした。
英彦山山頂の看板。1,200m。13:03。
ただ、地図によると、1,200mの英彦山の一番高い場所は、ここから南に10分くらい行った南岳のようです。
南岳まで行ってみたかったのですが、今日行ったところで景色は霧の中だろうし、中岳に着いてから気温の低下がすごく、寒くて仕方ありません。
今回はここまでにして、さっさと戻ることにしました。
周りの木々をよく見ると、樹氷ができていました。
中岳に着いたときは氷は無かったのに、着いた後のちょっとの間に氷が付いたようです。
そりゃ寒いわ。
なんだかちょっと違う世界が見られて、これはこれで良かったかも。
先程の産霊神社辺りまで降りてきました。12:41。
霧がすっかり晴れました。ちょっと日が差してきました。
さっきはまったく見えなかった景色が見えるようになってました。
奉幣殿の方向です。
眼下に山々が見えます。
他の山の全体が見えると、ここは高い場所なんだなと実感できます。
その後、徐々に天気が良くなってきて、同じ道なのに行きとは違う雰囲気に感じられます。
帰り道には、山ガールご一行とすれ違いました。登山はやってるのね。
奉幣殿に到着です。14:15。
帰りは1時間くらいでした。
上宮の寒さが嘘のように、ここは暖かく感じられました。
奉幣殿から中岳、そして奉幣殿までで、およそ3時間。
所要時間的にはさほどでもないのですが、標高が高いので、やっぱりそれなりに準備していった方が良いかと思います。
暖かい季節で天気が良ければ大丈夫なんでしょうが、今回みたいな季節だと、気温が下がったときの準備が必要だと思いました。
急な登り、岩場、鎖場など、けっこう大変な場所がいくつかあったので、ハイキングの領域では無いと思います。
私はまだちゃんとした登山用品を持っていないのですが、英彦山に登っている方々は、大半の方がちゃんとした登山の格好でした。
今回英彦山は初めてだったので、簡単に登って降りるコースでした。
南岳に行けなかったので、また違うコースで登ってみたいと思います。
この後、かじか庵で食事をしました。
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