2014年5月 福岡県 北九州市 小倉北区 馬島 その2 [福岡県(北九州市)]
その1からのつづき。
島の東側はだいたい見たので、今度は西側です。
まずは、港近くの民家があるエリアに、島で唯一の神社があるようなので、行ってみようと思います。
場所は港から来たに行ったところ。
奥へと続く階段と、石で造られた鳥居があります。
鳥居は階段の途中にあり、少し小ぶりなので、階段からだと簡単に石が載せられます。
階段を登った先に、ちょっと平らな土地があり、そこにお社がありました。
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。
神社なのに、砲弾のような物がありました。なんだろう。
小さな神社ですか、ちゃんと手が入っていて、奥にある本殿(?)には、ちゃんとした祭壇が見えました。
ここで時刻は12:00です。
神社を出て、北西へと道を進みます。
民家があるあたりは、きちんとした道なのですが、奥の方へ行くとこんな感じのあぜ道状態です。
ほどなくして、神社の北側の海にでました。
小さいですが、砂浜の海岸です。漂着物がたくさん。
海が緑色に見えるのは、浅いところにワカメらしき物がたくさん生えてるから。
簡単に収穫できそうですが、採ってないのかしら。
岩場を海岸沿いにちょっと歩いてみました。
でこぼこで不思議な形に浸食されています。なんでこんな形になるんだろう。不思議です。
もろそうな、軽石っぽい岩ではありますが。
上の写真、東向きで撮っているのですが、正面から左側にある山は、隣の島で、六連島(むつれじま)と言います。
馬島からすぐ近くですが、住所はお隣の下関市です。
馬島はほぼ平らであまり高いところが無いのですが、六連島は山のような形をしています。
なので、馬島のいろんな場所から、ちょっと先にある山のように六連島が見えています。
この後、島の北西側に出られないかと、畑のあぜ道を進んでいたのですが、上図の所で行き止まりとなっていました。
この先へ行ける道は無いようです。
一旦民家のある場所まで戻り、今度は南側の海岸へ行ってみようと思います。
途中、島の診療所がありました。右の建物は、集会所的な感じでした。
地図だとここ。
先程北側の海岸へ行った道の、一本南側の道です。
診療所からそのまま西の方へ進んで行くと、回りは畑ばかりに。
そして海岸に出ました。ちょっと広めの砂浜です。
地図だとこの辺です。
ここで時刻は、12:30。
座るのにちょうど良い岩場があったので、ここでお昼ご飯にしました。
海の向こうに見えるのは、若松の埋め立て地。
離島から工場地帯を眺めていると、程良い離島の距離感と、程良い非現実感を感じます。
海のちょっと先には、普段の日常や、街も電車も新幹線もあるのに、ここにはなんにもありません。
ご飯を食べていたら、猫に見つかってしまいました。
2匹ほど近づいて来ましたが、港にいた猫ほど人になついていなくて、近寄ろうとすると逃げてしまいました。
海岸沿いに北へ行けそうです。
岩場の中に、ちっちゃな砂浜発見。超プライベートビーチ。
もうちょっと潮が引いたら、それっぽくなりそう。
岩場を進んでいくと、貝殻がたくさん堆積してる場所がありました。
貝殻が割れて小さくなった物が、たくさん堆積しています。大きめの貝もありました。
なんでこの場所だけに、たくさん堆積してるのか不思議です。
岩場をしばらく進むと、また砂浜がありました。その先(写真左側)には、離れ小島が見えます。
地図だとこの辺。
岩場は変化に富んだ地形をしています。
こちらは地層が複雑な形に浸食された様子が見られます。専門的なことは分かりませんか。
小島らしき島は、地続きだったので、ぐるっと一周回ってみることに。
海が緑色。汚れているのではなく、ここも海藻がたくさん生えています。
小島の回りは、複雑な岩場が続きます。
でこぼこしていたり、石畳のようだったっり。
貝やカニなど、海の生き物もたくさん見られます。
ここは丸い穴がたくさん空いたように浸食されています。
岩は場所によって様々な形をしています。
途中で見つけた、小さな白い花がたくさん集まって咲いている植物。
ネットで調べたんですが、はっきりとは分かりませんでした。
たぶん、セリ科シシウド属の何かだと思います。ハマウドかなぁ。
ここは丸い凸がたくさん残る形で浸食されています。これも不思議。
海の向こうに見えている小島は、これ。
この島自体に名前は無いみたいです。さすがにこの島へは、歩いて行けないです。
ここは地層が浸食されて、堅い層が板状に残ったものと思われます。
こんな感じで小島を一周。
ここで時刻は13:10。
フェリーの時間は13:43。おっとちょっと時間がおしてる感じ。
急いで港に戻ります。
馬島の海岸全般的に言えることなんですが、けっこうゴミが打ち上げられています。
馬島に打ち上げられるゴミが多いわけではなくて、海水浴場や観光地などの普段訪れる海岸は、景観が集客に影響するから、人の努力できれいに保たれているんだと思います。
海水浴シーズン前には、清掃活動とかあるのかしら。
帰り道に気がついたのですが、砂がこの位置まで濡れています。
波打際はもっと引いているのですが、少し前はここまで波が来ていた事になります。
と、言うことは、ある程度潮が引いていないと、先程の海岸線は歩けない可能性があります。
お出かけの際は、干潮時刻をご確認下さい…。私は確認しなかったけど…。
こられて良かった。
そして、港近くの猫ゾーンに戻ってきました。
おぉ、猫がすごいことになってます。
総勢、30匹くらいいます。すごい光景です。ある意味絶景。
これだけの数の猫が、仲良く同じ場所にいるってすごい。
ここの猫はみんなわりと毛づやが良くて、けがや病気っぽい猫も少なかったです。
ちゃんとご飯が食べられているんだろうと思います。大事にされてるんですね。
船着き場の方にも猫が。お迎え&見送り担当かな。
別の猫も、見送りに付いてきてくれました。
そしてフェリーへ。
およそ2時間半の馬島散策でした。
ほんとに小さい島で、ちょっと歩けばすぐに海岸に出る感じでした。
行けなかった場所もあり、ちょっと消化不良っぽい感じもありますが、島の自然を満喫できました。
猫もほどほど人になれていて、そちらも十分楽しめました。
持って歩くのに丁度良いサイズです。
口にチャックも付いてて便利。
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